ダイムラー、北京汽車の乗用車部門に12%出資

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ダイムラーと北京汽車の両会長
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ドイツの自動車大手で、メルセデスベンツを擁するダイムラーは2月1日、中国の北京汽車(BAIC)の乗用車部門子会社に、12%を出資すると発表した。

すでにダイムラーは、北京汽車との間で、中国合弁会社の北京ベンツを設立。2006年からメルセデスベンツ『Eクラス』を、2008年から『Cクラス』を現地生産している。

今回の出資は、中国事業の強化が狙い。北京汽車の乗用車部門子会社は近い将来、株式を公開する予定だが、ダイムラーがその株式の12%を取得する。さらにダイムラーは、北京汽車の乗用車部門子会社の取締役会に、2名の取締役を送り込む。

また同時に、北京汽車は、合弁会社の北京ベンツへの出資比率を引き上げると発表。従来は折半出資だったが、北京汽車の北京ベンツへの出資比率は1%高められ、51%となる。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「北京汽車との技術的な協力と合弁会社設立に続いて、我々の提携関係は次の段階へと深まる」とコメント。北京汽車の徐和誼会長は、「今回の出資が、メルセデスベンツの中国事業をさらに発展させることになるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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