1月の米国新車販売、14.2%増…20か月連続の前年実績超え

自動車 ビジネス 海外マーケット
新型トヨタ カムリ ハイブリッド(米国仕様)
新型トヨタ カムリ ハイブリッド(米国仕様) 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は2月1日、1月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は104万3103台。前年同月比は14.2%増と、20か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが19万4699台を販売。前年同月比は15.9%増と、6か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力小型セダン、『クルーズ』が、3.5%減の1万4524台と失速。しかし、中型クロスオーバー車の『エクイノックス』が、前年同月比26.1%増の1万7223台と伸び、この穴を埋める。

2位のフォードモーターは、16万5863台を販売。前年同月比は21.7%増と、6か月連続の前年実績超えだ。コンパクトカーの『フォーカス』が、12.2%増の1万6161台と、引き続き好調。新型に切り替わった『エスケープ』も、15.5%増の1万9939台と3か月ぶりに前年実績を上回った。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、21.7%増の4万6841台。

クライスラーグループは4位。その販売台数は11万7731台で、前年同月比は16.4%増と34か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、14%増の2万0474台。クライスラーブランドでは、『200』が26%増の8846台と支持を集める。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが15万7725台を販売。前年同月比は26.6%増と、14か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、2011年秋に発売した新型が12.7%増の3万1897台と、2か月ぶりに増加。『プリウス』は36.5%増の1万5772台、『カローラ』は32.4%増の2万3822台と高い伸びが続く。

5位のホンダは、9万3626台を販売。前年同月比は12.8%増で、9か月連続で前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が、2012年9月半ばに新型を発売した効果で、75.2%増の2万3924台と、9か月連続で増加。一方、『CR‐V』は2012年1月に投入した新型が2013年1月は1万7809台にとどまり、前年同月比は6.1%減と13か月ぶりに前年実績を下回る。大幅改良モデル発売直前の『シビック』も、前年同月比は横ばいの2万1881台と勢いが鈍った。

日産は6位。その販売台数は8万0919台で、前年同月比は2%増と、2か月ぶりの前年実績超えだ。主力の『アルティマ』は2万1464台にとどまり、前年同月比は4%減と3か月連続のマイナス。小型SUVの『ローグ』も、9.6%減の8951台と、2か月連続の前年割れだ。新型『パスファインダー』は201.8%増の6181台と、高い伸びが持続している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る