エフテックが発表した2012年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、最終損益が31億1200万円の赤字となった。前年同期は1900万円の黒字だった。
国内の自動車生産が回復したものの、主要得意先であるホンダの販売が軽自動車へと大きくシフトしたことで業績は大幅に悪化。国内売上高は前年同期比3.7%減の271億0200万円、営業赤字は4億5300万円(前年同期は8億1200万円の赤字)となった。
一方、海外での業績は堅調に推移。北米では売上高が同46.8%増の588億2600万円、営業利益が同155.7%増の32億7800万円。アジアでは、売上高が同19.2%増の230億2500万円、営業利益が同3.0%増の11億6900万円だった。
合計の売上高は同24.5%増の1089億5400万円。営業利益が同110.6%増の39億9500万円、経常利益が同155.5%増の39億0100万円だった。
国内市場縮小への対応と海外事業拡大を軸とする抜本的な事業構造改革を決定。希望退職費用など48億6800万円を事業構造改善費用として計上。最終損益が31億1200万円の赤字となった。