ホンダ、鉄とアルミの結合技術「軽量化分は動力性能を上げる原資に」

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ ハイブリッドドア技術
ホンダ ハイブリッドドア技術 全 4 枚 拡大写真

ホンダは鉄とアルミを結合する技術を開発したと発表した。まず、2013年3月に米国で発売するアキュラの新型『RLX』のドアに採用する。この技術を使うと従来の鉄製ドアに比べて17%、約11kg軽量化できるとしている。

開発責任者を務める本田技術研究所の田野口健一研究員は「コンセプトとしてはドアなどの外板を軽くすると重心が真ん中に集まって操縦安定性が増すメリットがあるが、今回は動力性能を上げるための原資」と明かす。

というのも「実際(の軽量化は)は11kgなので、車の総重量1.5tに対し、それほど大きな効果があるかといわれるとそれほどでもない。ただ今回の『RLX』でいうとPAWS(プレシジョン・オール・ホイール・ステア)など動力性能を上げるための色々な周辺技術を取り込んでいて、それを入れるためにボディ剛性を上げたり、新たなシステムを追加するためにウェートを使っている。このため、この11kgというのは、ウェートを上げずにやるための原資としての意味づけが大きい」わけだ。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  3. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る