2030年のEV世界販売台数は307万台、ただし用途は限定的…富士経済

エコカー EV
日産・リーフ
日産・リーフ 全 2 枚 拡大写真

富士経済は、世界のハイブリッド(HV)自動車、電気(EV)自動車、プラグインハイブリッド(PHV)自動車と関連部品の技術動向、環境規制などインフラの市場を調査。その結果を報告書「2013年版 HEV、EV関連市場徹底分析調査」にまとめた。

【画像全2枚】

報告書では、HVの2012年世界販売台数160万台(見込み)に対し、2030年には5.4倍の863万台となると予測している。2012年は前年の生産調整の反動から、トヨタ『プリウス』『アクア』が牽引し、日本市場が前年の2倍、米国市場が同1.6倍の伸びが見込まれる。好調なトヨタのHVも米国市場では、2012年後半からフォード『C-MAX』や『フュージョン』がプリウスからシェアを奪う相当な追い上げをしており、2013年以降はGMなども追い上げると予測している。

PHVは2012年の6万台に対し、2030年には32.3話位の194万台となると予測。北米需要が市場を牽引するとみている。米国では、PHV普及政策として連邦政府の米国メーカーへの開発支援、優遇策やカリフォルニア州のZEV(Zero Emission Vehicle)規制対策など多くの優遇措置が取られている。HVで十分な成果が得られない米国メーカーはPHVで巻き返しを図るが、トヨタやホンダなど日系メーカーも最先端技術をもって対抗すると予測している。

EVは2012年の7万台に対して、2030年には43.9倍の307万台と予測。現状では、日産『リーフ』以外、ほとんどのEVは商用利用か試験導入車であり、商用車への導入目的も企業や自治体の環境アドバルーンとなっている。当面はZEV対策により、2016~20年頃には車種が増えて欧州を中心に右肩上がりで市場が拡大していくが、まだ試験運用の段階で、さらにその先、一般顧客向けに登場するEVがジワジワ普及すると予測している。ただし、いくら改良しても、リチウムイオン電池搭載のEVがアウトバーンを長距離走行するとは考えにくく、都市圏での街乗り、セカンドカーの利用など、EVの普及は限定的になるとみている。

《纐纈敏也@DAYS》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  2. ダイハツ『ムーヴ』など3車種1万台にリコール… 内装材が燃焼基準に不適合
  3. マツダ『ロードスター』次期型は1000kg級の軽さ追求、BEVも視野に
  4. カワサキ『メグロK3』2027年モデル、10月17日発売へ 価格は141万9000円
  5. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
  5. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
ランキングをもっと見る