被災地を空撮して全国一斉に衛星配信……世界初「ヘリサット」、三菱電機が消防庁に納入

自動車 ビジネス 企業動向
ヘリサットシステムを実装した消防庁ヘリコプター
ヘリサットシステムを実装した消防庁ヘリコプター 全 3 枚 拡大写真

 三菱電機は28日、世界初の“ヘリコプター直接衛星通信システム”(通称「ヘリサットシステム」)を総務省消防庁に納入したことを発表した。4月上旬から運用を開始する。

 「ヘリサットシステム」は、被災地の空撮映像などを、ヘリコプターから衛星通信で高速リアルタイム伝送できるシステム。中継局が不要な衛星送信により、全国に直接一斉配信することが可能。ヘリコプターのブレード回転に同期した間欠送信技術を採用し、安定送信できるという。ヘリコプター局の機内装置は約20kg、機外装置は約35kgと軽量で、ヘリコプター搭載標準電源で使用できる。

 機上設備は京都市消防局の消防庁ヘリコプターに実装され、地上設備は京都市消防局と消防庁(千代田区霞が関)に設置される。ヘリコプター局と地上局間では、双方向に音声やデータ通信も可能。また地上通信網や衛星通信地上局から、国内各地へ映像・情報の再配信も可能となっている(画像圧縮にはH.264/MPEG-4 Advanced Video Codingを採用)。

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 同じレートでも違う? 直巻きスプリングで乗り味が激変する理由~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る