国際線輸送旅客数が5年ぶりに増加、国内線も震災前の水準に回復…2012年

航空 行政

国土交通省が発表した2012年の航空輸送統計によると、国内定期航空輸送の旅客数は、前年比9.4%増の8491万人と大幅に増加し、東日本大震災前の実績まで回復した。

貨物重量は、同1.1%増の90万5532トンとなり、前年の大幅減から小幅な増加となった。

日系航空運送事業者による国際航空輸送実績によると、国際線の旅客数が同15.1%増の1400万人と、5年ぶりに前年を上回った。貨物重量は、113万9807トンで同7.8%増となった。

国内線の路線別輸送実績によると旅客人数トップは東京(羽田)~新千歳で同4.9%増の880万9701人だった。座席利用率は68.3%だった。2位は東京(羽田)~福岡で同6.0%増の760万2380人、3位が東京(羽田)~沖縄(那覇)で同4.2%増の501万8758人だった。

1位~7位までは同じ順位で、8位は前年9位だった東京(羽田)~金沢(小松)となり、9位には前年8位だった福岡~沖縄(那覇)だった。

10位は前年19位だった関西~新千歳で、同48.1%増の143万5420人と路線拡張で急増した。

国際線の方面別では。旅客数は全ての方面で前年を上回った。最も多かったのはその他アジアで同21.3%増の482万4451人だった。中国は年後半に尖閣諸島問題の影響から同7.5%増の284万4940人と1ケタの伸び率だった。韓国は同17.3%増の190万7982人だった。

《レスポンス編集部》

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