米国で3月27日に開幕したニューヨークモーターショー13。ドイツの高級車メーカー、アウディのブースでは、新型車の『A3セダン』の米国市場投入が発表されている。
A3セダンは、新型『A3』シリーズに加わった第3のラインナップ。新型A3は、3ドアと5ドアの『A3スポーツバック』がある。A3セダンはA3シリーズ初の4ドアセダンだ。
外観は、『A4セダン』をコンパクトにしたような印象。A3セダンのボディサイズは、全長4460×全幅1800×全高1420mm、ホイールベース2640mm。A4セダン（全長4720×全幅1825×全高1440mm、ホイールベース2810mm）と比較すると、A3セダンは260mm短く、25mm幅が狭い。ホイールベースは170mmコンパクト。
新型A3シリーズ同様、A3セダンもフォルクスワーゲングループが新開発したモジュラープラットホーム、「MQB」を採用。これにより、大幅な軽量化を図った。アウディは、「主力の1.4TFSI」グレードで、車両重量は1250kg」と説明する。
1.4TFSIグレードは、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボを積む。最大出力は140ps、最大トルクは25.5kgm。低負荷走行時に、2気筒を停止する気筒休止システムの効果もあり、欧州複合モード燃費は21.3km/リットル、CO2排出量108g/kmと環境性能は高い。
アウディの米国法人、アウディオブアメリカは3月27日、ニューヨークモーターショー13の会場で、A3セダンの米国投入を宣言。2015年モデルとして、2014年の第1四半期（1‐3月）に発売されることが決定した。
米国仕様のエンジンは全て4気筒で、直噴ガソリンターボのTFSIが1.8リットルと2.0リットル、直噴ターボディーゼルの「TDI」が2.0リットル。アウディオブアメリカのスコット・キーオ社長は、「A3セダンは、エントリーレベルのラグジュアリーセダンの新基準を打ち立てるだろう」と、早くも自信を示している。
