エアバス、モービル最終組み立てライン起工式典の模様を公開

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EADSのCEO、トム・エンダース氏
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エアバスは4月8日、アラバマ州モービルにおよそ2000人の参列者を集めて行われたモービルA320最終組み立てラインの起工式典の模様を公開した。

この「ゲームチェンジャー」と評される最終組み立てラインの建設は、エアバスとアメリカ合衆国との関係をより発展させるもので、すでに国家の航空宇宙産業における最大の輸出パートナーであるものが、さらにその顧客の航空会社にとって主流の航空機提供者へと進化する。

この起工式典で、アメリカの航空関係者や地元の若い学生などが、この新しい施設がもたらす機会についてスピーチした。

ジェットブルー航空の社長兼CEOのデビッド・バーガー氏は「それはA320航空機をベースとする重要なアメリカの運用者に対する、エアバスの委託レベルを実証する。」と述べ、彼はさらにジェットブルー航空が、モービル最終組立てラインで製造された最初のA320を2016年に受領することを発表した。

アメリカ合衆国の航空電子工学製造者であるロックウェル・コリンズ社の社長兼CEOのコレイ・ジョーンズ氏は、エアバスの創造するアラバマ州のA320施設を、アメリカの航空宇宙部門における真の産業的に画期的な出来事と位置づけ、「これはモービルの人達にとって特別な日かも知れないが、それはまたロックウェル・コリンズ社とエアバスをサポートする全ての会社にとって特別な日でもある。なぜなら私はそれはエアバスを大切な大西洋間の顧客から、より身近な産業パートナーへ転換させると信じているからだ」と抱負を述べた。

またモービルにあるクラーク-シャウ・マグネット・スクールの生徒であるビクトリア・コロブは、エアバスの新しいA320の施設が、アメリカのメキシコ湾岸地域の多くの若者達の願望を叶える可能性について触れ、「エアバスのここでの成長は、もし自分が一生懸命に働けば、ここアラバマでエキサイティングでやり甲斐のある航空宇宙の職業に対する将来的な展望を持つことや、自分の夢を叶えることができることを意味する。」と語った。

今日の式典の参加者達は一様に、モービルのダウンタウンから5マイルの位置にあるブルックレイ・エアロプレックス内のエアバスA320最終組み立てラインの印象的なサイズと範囲に同意した。施設は53エーカー(21万5000平方メートル)の建物と、116エーカーのエプロンや車道に加え、エアバスはさらに近隣地所に将来的な拡大の可能性に備え116エーカーの拡大オプションを保持している。

《河村兵衛》

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