三菱アウトランダーPHEV不具合、検査工程での衝撃が一因…経過報告

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三菱自動車・中尾龍吾常務取締役
三菱自動車・中尾龍吾常務取締役 全 4 枚 拡大写真

三菱自動車は4月10日、アウトランダーPHEVに搭載しているリチウムイオン電池が発熱し一部が溶けるなどの不具合が生じた問題で、電池を製造する際の検査工程で大きな衝撃を与えたことが原因のひとつとする調査経過を公表した。

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三菱自動車の中尾龍吾常務取締役は同日、都内にある本社で会見し、「バッテリーのセルの製造および組み立ての最終工程にスクリーニングという検査工程があり、そこで過度な衝撃が加わったケースがあることが判明した。その衝撃が加わることによってセル内部の部品の一部が変形することを確認した。今回、不具合が出たうちの2件の車両の中でも同様の変形が認められ、この検査工程が今回の不具合の要因のひとつであろうと考えている」と述べた。

その一方で「(3件あった不具合車両のうち1件で発生した部品の一部が溶ける)溶損という事象まで再現することができていない。スクリーニングとは別の工程でイレギュラーがあるのではないかと考えている。それについてはイレギュラーなことが起きた場合にどうなるか調べる再現試験を計画しており、そのセルを試作中。この再現試験によってなんとか最終的な原因特定まで詰めていきたい」とし、最終的な原因の特定には至ってないことを明らかにした。

中尾常務は検査工程での過度な衝撃について「セル内の異物混入を検出する検査器にセットする際に落したことがわかっている」と人為的なものであると説明した。また最終的な原因特定のめどについては「なんとか4月中にはめどをつけたい」としながらも、「約束できる状況までははっきりとは言えないが、極力早く原因を特定したい」と述べた。

このためアウトランダーPHEVの製造、出荷、販売停止は最終的な原因が特定するまで継続する。また既納ユーザーに対しては「すべてにコンタクトを取っており、充電および走行時のバッテリーチャージモードの使用控えることを呼び掛けている」と説明した。

《小松哲也》

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