ロッキード・マーチン、PAC-3ミサイルによる戦略弾道ミサイルの迎撃・破壊に成功

航空 テクノロジー
PAC-3ミサイル
PAC-3ミサイル 全 3 枚 拡大写真

ロッキード・マーチンは4月12日、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル射場で、PAC-3ミサイルが戦略弾道ミサイル(TBM)を検知・追尾・迎撃する、下層プロジェクトオフィスのフライトテストに成功したことを公表した。

2発のPAC-3ミサイルは現在の理論を仮定したテストで連続発射され、最初の迎撃ミサイルはターゲットを破壊し、2番目のPAC-3ミサイルは予定通りに自爆した。このミッションの目標は、今年の後半に予定されているPAC-3ミサイル部分強化(MSE)のフライトテストのリスクを減らすことに焦点を置くものである。

「今日のフライトテストは挑戦的なTBMターゲットに対して、PAC-3ミサイルを実演する機会を我々に与えた。我々の予備データは、全ての目的が達成されたことを示唆している。」とロッキード・マーチンのミサイル及び発射制御部のPAC-3ミサイルプログラム副社長、リチャード・マクダニエル氏は語った。

PAC-3とMSEミサイルは、世界で最も進歩的な、戦場における有能で信頼性のある対空防御ミサイルで、それらは戦略弾道と空気吸入式のターゲットを打ち負かす。技術的に最も進歩したパトリオット対空防御システムとして、PAC-3はパトリオットシステムの破壊力を大きく増大させ、前任のパトリオットPAC-2がランチャーに4発装填可能であったところに、16発のPAC-3ミサイルを装填可能にさせる。

《河村兵衛》

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