【INDYCAR 第3戦】日本人初優勝の琢磨がシリーズ2位に浮上、ホンダは今回1-2-3-4

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待望のトップチェッカーを受ける佐藤琢磨。写真:IndyCar
待望のトップチェッカーを受ける佐藤琢磨。写真:IndyCar 全 12 枚 拡大写真

インディカー・シリーズ第3戦ロングビーチ(現地21日決勝)で佐藤琢磨が自身初優勝を達成、日本人ドライバーとして初の米国トップオープンホイールレース優勝を飾り、シリーズ2位に浮上した。

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カリフォルニアの伝統ある市街地コースに、日の丸が舞った。予選4位からスタートした琢磨(#14 AJ Foyt Racing/ホンダ)はスタートでひとつポジションを上げて3位。前半のうちに2位の座を手中にし、上位陣の最初のピットストップ時期と後続車のアクシデントによるフルコースコーションが重なった30周目前後の順位変動が落ち着くと、トップに立つ。そのまま快調な走りを続けた琢磨は、中盤~後半は横綱相撲といってもいいくらいの好内容で、参戦4年目、ついにインディカー・シリーズ初優勝を遂げた。

「言葉もありません。最高の気分。(まだ)信じられないし、本当に嬉しい」と喜びを語る琢磨。今週は「完璧なレースウイークエンド。チームが最高の仕事をしてくれて、ピットストップも作戦も完璧だった。ホンダエンジンもパワフルで、レース中はマシンを限界で走らせることを楽しむことさえできたくらい」の快勝だった。そして琢磨は初優勝の喜びを、「この勝利が、まだ震災の影響が残っている日本に、いいニュースとなってくれるといいですね。日本の朝に、こうしたニュースを届けられることを嬉しく思います」と、母国へのメッセージで結んでいる。

この勝利は、米国のトップオープンホイールレースにおける日本人選手初優勝。一時はシリーズが2つに分裂するなどした時代もあったが、その時代も含めて、日本人選手の挑戦は1990年代初頭のヒロ松下から始まった。中野信治や高木虎之介といった元F1レギュラードライバー、そして松浦孝亮、武藤英紀らホンダ系歴代の若手精鋭たちも挑んできた米国最高峰だが、その壁はやはり高く、これまでの最高位は琢磨自身も含めて2位どまり。日本のモータースポーツにとって、2013年4月21日は積年の悲願がついに叶った日として歴史に刻まれることとなった。

このレースはホンダエンジン勢の1-2-3-4フィニッシュで、日本人選手初優勝に花を添えるかたちにもなっている。2位はグレアム・レイホール(#15 Rahal Letterman Lanigan)で、3位にはジャスティン・ウィルソン(#19 Dale Coyne Racing)が入り、ポール発進のダリオ・フランキッティ(#10 Target Chip Ganassi Racing)が4位。

そして今回の勝利でドライバーズランキング2位に浮上した琢磨は、首位のエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)とも6点差と、一気にチャンピオン争いにまで期待が膨らむ初優勝達成劇だった。

次戦はブラジル・サンパウロの市街地戦で、5月5日が決勝。その後はシリーズ最大イベントのインディ500(決勝は5月26日)へと突入するわけだが、昨年、優勝一歩手前まで迫った琢磨が聖地でリベンジを果たせるかどうかには、日本のみならず、全米の注目が集まることとなる。

《遠藤俊幸》

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