富士重工業は、為替水準の円安ドル高が急速に進んだことから、2013年3月期の通期連結業績見通しを上方修正した。
売上高は1兆8900億円を予想していたが、北米などの販売が好調で1兆9100億円となる見通し。
収益では、円安による為替差益の原価低減・諸経費の削減が進んだ効果から、営業利益は前回予想より130億円増の1200億円と過去最高となる見通し。
当期純利益は、最近の堅調な業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について見直しを行った結果、将来にわたり課税所得の発生が見込まれることから、法人税等調整額約442億円を計上する。このため、前回予想より430億円増の1190億円と過去最高の見通し。
期末配当は1株当たり5円を予想していたが10円に増配する。