川崎汽船3月期決算、コンテナ船の運賃改定などの効果で黒字転換

船舶 企業動向

川崎汽船が発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が149億円と黒字に転換した。前年同期は406億円の赤字だった。

売上高は同16.7%増の1兆1347億円と大幅増収となった。

コンテナ船市況は船腹需給に大きな変化は無かったが、コンテナ船各社の運賃修復の取り組みで改善した。自動車船事業は完成車の荷動きが、日本発欧州向けで減少したが全体では堅調に推移した。

ドライバルク市況は、新造船の大量竣工による供給圧力が強まったほか、中国を始めとする世界経済の成長鈍化で市況は低調だった。

収益ではコンテナ船事業、海洋資源開発・重量物船事業が黒字化したことなどから経常利益は286億円の黒字に転換した。当期純利益は107億円の黒字だった。

今期の通期連結業績見通しは、売上高が同2.2%増の1兆1600億円、営業利益が同108.2%増の310億円、経常利益が同12.6%減の250億円、当期純利益が同21.8%増の130億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  2. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  3. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  4. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る