マレーシア、選挙不正の可能性浮上なら暴動の恐れも 野党側が潜在圧力=アナリスト

エマージング・マーケット 東南アジア

アナリストらは5月5日に投開票が行われる総選挙で不審な点や正確性への疑義、不正が行われた可能性などが出てきた場合、納得しない国民が暴動を起こす恐れがあると指摘している。

最近実施された調査によると、与党連合・国民戦線(BN)と野党連合・人民同盟(PR)が勝利する確率は互角となっており、わずかにBNが有利となっている状況だ。そのことからアナリストらは、BNが勝つにしても僅差でなかった場合は、PR側から不正が行われたと見なされる可能性があると指摘した。

総選挙で替え玉投票を防ぐために導入されることになった「消えないインク」が期日前投票で水で洗っただけで簡単に落ちる事例が多発したことなどもあり、すでにPRからは公正な選挙が行われるかどうか懸念の声が上がっている。

また2日にはPRを率いるアンワル・イブラヒム元副首相が、サバ及びサラワク州から外国人を含む4万人以上がセランゴール州やクアラルンプールに到着していることを明らかにし、不正な投票が行われた場合の証拠を集めるよう国民に呼びかけている。

これに対し、首相府省はPRの主張内容を全面否定。マレーシア航空も替え玉投票のためのチャーター便を運航したことを否定した。BNのテンク・アドナン・マンソル書記長は、チャーター便は投票所に足を運んでもらうためのキャンペーンの一貫だとし、BNの支援者がスポンサーとなったと説明した。
(マレーシアン・インサイダー、5月3日)

広瀬やよい

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