スズキ鈴木会長、赤字の二輪事業「もう打つ手は無しというくらいに徹底した」
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鈴木会長は「決算を発表するたびに問題点は二輪の黒字化。ただインドを中心にして量は増えているので、ある面においては量を追うと。マーケットシェアが10%以下だと、もう滅びていくということになる。最低どの市場でも10%はとっていく、それまでの設備はきちんとやらなくてはいけないと思う」と指摘。
その一方で「今回の人事異動でほとんど二輪は全面的に入れ替えた。設計と営業、市場との距離を短くするというようなことも考え、かつ人事を刷新したので、これでもう打つ手は無しというくらいに徹底した。これで何とかもり上げてやっていきたい」と述べた。
二輪事業の黒字化のめどについては「極力今期いっぱいで良くしたいが、販売台数を増やすための設備投資がからんでくるので、2年はかかるだろうと思っている」と説明した。
《小松哲也》