米国SNC、宇宙往還機「ドリームチェイサー」の組み立てと検査が完了
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今後、ドリームチェイサーはアメリカ航空宇宙局(NASA)のドライデン飛行研究センターに送られ、一連の試験を行う予定。試験内容には地上共振、キャプティブ・キャリー・フライトが含まれる。その後はドリームチェイサー初の自律的な自由飛行、アプローチ・アンド・ランディング試験が行われる。
垂直離陸水平着陸シングルステージ型宇宙機のドリームチェイサーは、NASAの商業クループログラム下における、唯一のリフティングボディ機である。
ジム・フォスSNC宇宙探査システム統括責任者は「今回の試験は我が社とNASAのチームにとって大きな一歩だ。米国に国際宇宙ステーションへの安全かつ信頼できる輸送を実現しつつあるのだから」と述べている。
《日下部みずき》