新型ISは新たにハイブリッド車(HV)である「IS300h」が加わり、国内投入のレクサスではすべてHVが設定された。日本の販売目標は月間800台であり、うちHVは55%と過半数を見込んでいる。
今回の全面改良で、2012年1月に始まった「新世代レクサス」へのモデル刷新が完了した。レクサスインターナショナルの藤沢直樹主幹は、新型ISの国内でのターゲットを「30~40代の男性や、走りとデザインを重視する輸入車ユーザーの方」に定めているという。輸入車ではBMWの3シリーズ、メルセデスベンツのCクラス、さらにアウディの『A4』を競合モデルと指摘した。
6月中旬からは欧州に、またISの販売量が最も多い北米では7月以降の市場投入となる。グローバルな月間販売計画は7000台。レクサスインターナショナルは、13年度に前年度を5%上回る50万台の世界販売を計画しており、新型ISの成否が計画達成のカギを握っている。