ボーイングは5月17日、アメリカ合衆国国防総省の最大容量の通信衛星群の拡大に、6番目となる広帯域グローバルサットコム(WGS)通信衛星を配送したことによって、大きな前進を果たしたことを明らかにした。
WGS通信衛星は、今年の終わりにフロリダ州ケープ・カナベラルで予定されている打ち上げに向けて、カリフォルニア州エル・セグンドにある同社の施設で製造された。
WGS-6のアメリカ空軍との協力協定を通じ、オーストラリア国防軍がWGSの軌道上衛星群にグローバルアクセスをすることになっている。
これは今年の打ち上げの為にボーイングが配送した、2番目のWGS通信衛星である。WGS-5は、5月22日の打ち上げに向けて、すでに準備が整っている。
WGS-6は打ち上げ前にフロリダ州ティトゥスビルでテストと燃料補給、統合などの作業が行われることになっている。これらの通信衛星のサービスを開始されると、衛星群はアメリカや同盟国の軍事力の為に帯域幅の容量や範囲、柔軟性を拡大することとなる。