箱根登山鉄道、25年ぶり新型車両のデザイン決定…初のVVVF車

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箱根登山鉄道が2014年に導入する予定の新型車両。同社初のVVVFインバーター制御方式となる。
箱根登山鉄道が2014年に導入する予定の新型車両。同社初のVVVFインバーター制御方式となる。 全 2 枚 拡大写真

箱根登山鉄道は6月5日、2014年に導入する鉄道線向け新型車両のデザインを発表した。同社が新型車両を導入するのは、1989年に登場した2000系「サンモリッツ号」以来、25年ぶりになる。

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デザインコンセプトは「伝統と現代性を併せ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン」。車体塗装は従来からのイメージカラーである深いスカーレットやあかね色をベースとし、シルバーを前面と側面に配して登山電車の力強さを表現する。

車両の前面は大型ガラス、側面には上下に大きく広がる展望窓を採用し、箱根の雄大な自然を間近で体験できるようにするという。また、車内は車窓から取り込んだ自然の風景を効果的に見せるよう、腰壁に木目調の化粧板を使用。座席の窓台や肘掛け、テーブルなどには強化木を採用する。

走行装置には、同社の鉄道車両として初めてVVVFインバーター制御方式を採用し、使用電力を削減する。

製造車両数は2両で、総製作費は約8億円。設計に時間がかかったため、当初の予定より半年遅れの2014年11月頃の営業運転開始を目指す。

《レスポンス編集部》

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