マレーシアの生産性、昨年は2%上昇 途上国下回る水準=生産性公社

エマージング・マーケット 東南アジア

〈クアラルンプール〉
マレーシア生産性公社(MPC)は6月4日、2012~2013年度版の「プロダクティビティ・リポート」を発表。2012年のマレーシアの生産レベルは1件の雇用に対して5万8,875リンギ(約190万円)となり、前年から2%上昇した。

マレーシアの生産性の上昇率は、日本(0.5%)、韓国(0.8%)、米国(0.5%)、シンガポール(0.03%)などの先進国に比べ高かったが、中国(7.4%)、タイ(4.9%)、インドネシア(4.2%)、インド(3.7%)などの発展途上国と比較しては低い成長となった。

生産性レベルは、政府改革プログラム(GTP)や経済改革プログラム(ETP)の後押しにより成長した。最も上昇したのは、建設業で前年比で15.5%となった。それに、製造業(同4.5%)、サービス業(同1.8%)が続いた。

生産性レベル成長の重要素とされている資本集約度と労働力の質は昨年、それぞれ1.7%、3.6%成長した。労働力の質は第3期教育を修了した雇用者の割合を出したもので、昨年は25.6%となった。日本、韓国、米国などは40%を超えており、他国に比べまだ低水準であることがわかった。

マレーシアの生産性、昨年は2%上昇 途上国下回る水準=生産性公社[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
  6. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  7. ジープの小型SUV『アベンジャー』、発売2年で20万台受注…電動車比率は66%に
  8. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  9. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  10. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る