【プロ・モトクロス選手権 第4戦】ハイ・ポイントの250クラスでムスキンが初の総合優勝

モーターサイクル エンタメ・イベント
250クラス第1モトのスタート
250クラス第1モトのスタート 全 6 枚 拡大写真

ルーカス・オイル・プロ・モトクロス選手権は、6月8日にペンシルバニア州南部のマウント・モリスのハイ・ポイント・レースウェイで行われたゲイコ・ハイ・ポイント・ナショナルの250クラスで、マーヴィン・ムスキンがキャリア初の総合優勝を果たしたことを伝えた。

250クラスの第1モトではゲイコ・ホンダのザック・オズボーンがホールショットを奪ったが、ポイントリーダーのロクゼンがオープニングラップでオズボーンを交わしてトップに立った。そしてその後ろでコール・シーリーとムスキンが加わり、近接した先頭集団を作ったが、シーリーはクラッシュを重ねて結局リタイアとなってしまった。

第2ラウンドで総合優勝をしたイライ・トマックは第1モトのスタートで10番手となったが、このゲイコ・ホンダのライダーは先頭集団に素早く追いつき、ムスキンのすぐ後に続く3位でレースをフィニッシュした。第1モトはトップのロクゼンとムスキン、トマックの差はわずか10秒差でフィニッシュするという接戦だった。

第2モトではムスキンがホールショットを奪ったがオズボーンは果敢にアタックしてムスキンとのデッドヒートを繰り広げ、その間に後方では第1モトの勝者のロクゼンがジリジリと差を詰めて来た。ロクゼンは最終的にオズボーンをパスして2番手の位置を確保し、KTMのチームメイトでもあるムスキンとロクゼンのヨーロッパ組は、後続を引き離しにかかった。しかしロクゼンはムスキンにプレッシャーをかけ続けたが、遂に追いぬくことはかなわなかった。

イライ・トマックは第1モトで3位、第2モトで4位となって総合3位となり、彼のチームメイトのオズボーンは10位と3位で総合4位となった。250クラスのディフェンディングチャンピオンであるブレイク・バゲットは4位と8位という結果で総合でトップ5入りを果たした。

尚、ルーカス・オイル・プロ・モトクロス選手権第5戦は6月22日にメリーランド州のメカニクスビルで行われる予定である。

■ハイ・ポイント250クラス総合結果

1. マーヴィン・ムスキン(2-1)
2. ケン・ロクゼン(1-2)
3. イライ・トマック(3-4)
4. ザック・オズボーン(10-3)
5. ブレイク・バゲット(4-8)
6. ジャスティン・ボーグル(5-9)
7. ジェレミー・マーティン(9-6)
8. コッパー・ウェッブ(6-11)
9. ジョエイ・サバジー(13-5)
10. ジェイソン・アンダーソン(12-7)

()内は(第1モト順位‐第2モト順位)

■250クラス・ポイント・スタンディング

1. ケン・ロクゼン(185)
2. イライ・トマック(170)
3. マーヴィン・ムスキン(163)
4. ブレイク・バゲット(141)
5. ザック・オズボーン(127)
6. ジェイソン・アンダーソン(100)
7. コッパー・ウェッブ(90)
8. ジャスティン・ボーグル(89)
9. ジェレミー・マーティン(88)
10. カイル・カニンガム(81)

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る