エアバス、セブ・パシフィック航空に最初のA330-300を納入

航空 企業動向
セブ・パシフィック航空のA330-300
セブ・パシフィック航空のA330-300 全 2 枚 拡大写真

エアバスは6月13日、この日トゥールースで行われた特別セレモニーと共に、フィリピンのLCC、セブ・パシフィック航空にA330-300を納入したことを発表した。

【画像全2枚】

この航空機は米国の貸主であるCITによってリースされる4機の中の1機で、航空会社の長距離低料金運航の為に使用されることとなる。

セブ・パシフィック航空は、A330編隊の436座席の単一クラスレイアウトにすることを指定した。そして航空会社はこの最初の航空機を、10月に行われるドバイまでの最初の長距離サービスを開始する前に、中距離の地域的なルートで運航する予定である。

「この最初のワイドボディーの航空機の納入は、セブ・パシフィック航空にとって大きな達成を印す。高い効率を持つA330を我々の編隊に加えることは、究極的には他に類を見ない運用コストを実現することを意味し、我々のゲストに可能な限り低い料金を提供することを可能にする。それに加え、我々は複数のストップや乗り継ぎを無くすことで、マニラとドバイの間のノンストップフライトを行うフィリピンで唯一つの航空会社となる」とセブ・パシフィック航空の社長兼CEO、ランス・ゴコンウェイ氏は語った。

「我々はセブ・パシフィック航空を、新たなA330の運用者として迎えることを喜んでいる。航空会社のレイアウトにより、A330は各シートあたりの可能な限り低い運用コストを提供する。これはセブ・パシフィック航空に高い競争力を持つ製品を提供することを可能にさせ、その長距離飛行ルートに素晴らしい価格のサービスをもたらす」とエアバスの顧客部門COO、ジョン・リーヒー氏は語った。

A330はセブ・パシフィック航空の現在アジアにおける34の国内線と22の国際線をカバーする、拡大された国内と地域のネットワークで使用されているシングル・アイルA320系列の航空機に合流することとなる。このリースされたA330に加え、航空会社はエアバスとの30機の最新世代のA321neoを含む、47機のA320系列の確定注文を未来の納入の為に保持している。

A330は今日、最も広範に使用されているワイドボディーの航空機の一つで、エアバスは様々なバージョンの航空機における1200機以上の注文を記録し、世界中のほぼ100の運用者と共に、今日900機以上がサービスを行なっている。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  2. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  3. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  4. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
  5. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る