カタール政府系投資ファンド、ポルシェ株式の10%を売却

自動車 ビジネス 企業動向
新型ポルシェ 911
新型ポルシェ 911 全 2 枚 拡大写真

ドイツの高級スポーツカーメーカーで、現在はフォルクスワーゲングループ傘下のポルシェ。同社の大株主のひとつが、所有するポルシェ株式を売却したことが分かった。

これは6月17日、中東のカタール ホールディングが明らかにしたもの。カタール ホールディングが保有するポルシェの株式10%に関して、ポルシェ創業家に売却したと公表している。

カタール ホールディングは、カタール政府系の投資ファンド。2009年8月、カタール ホールディングはポルシェの株式の10%を購入することで、ポルシェと合意。以来、ポルシェに資本参加してきた。

カタールのハマド・ビン・ジャーシム首相(当時)は2009年、カタールが戦略的投資家としてポルシェの発展に大きな関心を持っていることを強調。「ポルシェは世界で最も価値ある自動車ブランドのひとつ。この伝統豊かなスポーツカーメーカーの株主に名を連ねたことは光栄。ポルシェの株主である両家との信頼により裏打ちされた協力関係を通じて、ポルシェが将来もフォルクスワーゲンとともに、成功の歴史を継続できるよう貢献したい」と述べていた。

なお、カタール ホールディングがポルシェ創業家に売却した株式について、売却価格などの詳細は明らかにされていない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る