国内二輪車メーカー4社、二輪車のカタログ燃費表記に「WMTCモード」の併記決定

モーターサイクル 企業動向
「WMTCモード値」の製品カタログ等への表記例
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日本自動車工業会は、会員国内二輪車メーカー4社が二輪車の製品カタログなどの燃費表記に、これまでの「定地燃費値」に加え、2013年7月以降、新たに「WMTCモード値」の併記を順次開始すると発表した。

新しく併記される 「WMTCモード値」は、国連自動車基準調和世界フォーラム(UN/ECE/WP29)で制定された排出ガス試験法(WMTCモード試験法)に関する世界統一基準にもとづき、台上(シャーシダイナモ)で走り、排出されるガスを計測し、その排出ガス測定結果から算出されるもの。

WMTCモード試験法は、発進・加速・停止などの多様な走行パターンを含んでおり、より使用実態に近い方法で計算される数値となる。

「WMTCモード値」の併記の対象車種は、WMTCモード試験法によって国土交通省から型式認可を取得した二輪車。ホンダ、ヤマハ発動機、スズキ、川崎重工業の国内二輪車メーカーの4社は「WMTCモード値」を併記することが、顧客の商品選択の際、新たな指針になると見て、自主的な取り組みとして導入を決めた。

自工会では、二輪車メーカー4社が「WMTCモード値」を製品カタログに併記するにあたり、二輪車正規取扱店や顧客に対する理解促進を目的に、パンフレット「二輪車の燃費『WMTCモード値』~国内二輪車メーカー4社の自主的取り組みについて~」を作成した。

パンフレットは今後、国内二輪車メーカー4社の二輪車正規取扱店へ配布する予定。このパンフレットを活用してもらうことで「WMTCモード値」に関する理解を深めてもらう。

《レスポンス編集部》

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