三井造船、次世代型環境対応・低燃費船の累計受注数が30隻を達成

船舶 企業動向

三井造船は、次世代の環境対応・低燃費船3タイプの合計受注が30隻に達したと発表した。

同社では、次世代環境対応・低燃費船として5万6000重量トン型「neo56BC」、6万6000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」、6万重量トン型「neo60BC」の3タイプを開発、市場投入した。世界的な潮流である環境対応船・省エネ船需要の高まりに応え、今後の建造商船の全エコシップ化を展開する。

「neo56BC」は、150隻を超える引渡し実績を持つベストセラーである5万6000トン型ハンディマックス・バルクキャリアー(三井56)の高い汎用性と信頼性を踏襲しながら、高い推進効率と低燃費性能を更に高めるため、電子制御エンジンの採用に加え、船体形状を最適化した新船型。

「neo66BC」はカーゴ積載量、配船の柔軟性、燃費効率のベストバランスを狙った幅広・浅喫水で、貨物積降用クレーンを搭載したオーバーパナマックス幅(36m)バルクキャリアー。特に欧州のオペレーターから高い評価を受け、受注を積み上げてきた。

多くの海外船主・オペレーターからの強い要請に応え、パナマックス幅でより大きな載貨能力を実現した「neo60BC」も開発して市場投入を開始、複数隻の受注を獲得している。

neo56BCとneo66BCはそれぞれ10隻以上を受注済みであり、両船型とも、それぞれ一番船の引渡しを2013年度内に予定している。neo60BCの一番船は2015年度初めとなる予定。

同社は、海洋開発・LNG案件への取り組み強化と並行して、全体的調和を図りながらエコシップ需要にも積極的に対応していく。低燃費3船型に加え、建造する商船についてはすべての船型で省エネ型とし、市場の要求に応える高品質・高性能の船舶を提供していくとしている。

《レスポンス編集部》

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