国土交通省外局の運輸安全委員会は、7月6日に発生したJR北海道の特急「北斗14号」の出火について、「鉄道重大インシデント」として詳細な調査を開始した。
運輸安全委などの発表によると、函館本線山崎駅(北海道八雲町)構内を走行中の「北斗14号」で、エンジンの稼働を示すランプが消えた。運転士は列車を停止させて車両の点検に向かったところ、4号車のエンジン付近から出火していたことから、直ちに消火活動を行い鎮火した。その後、状況を確認したところ、車両側面の塗装の一部が焼損していた。
死傷者はなかったが、運輸安全委は重大事故につながる恐れがある重大インシデントと判断。調査官を派遣して出火した車両の調査を進めている。