新型 ワゴンR、衝突軽減ブレーキの保証速度がムーヴに劣る理由

自動車 ニューモデル 新型車
ワゴンRに搭載された衝突軽減ブレーキシステム「レーダーブレーキサポート」の実験
ワゴンRに搭載された衝突軽減ブレーキシステム「レーダーブレーキサポート」の実験 全 7 枚 拡大写真

ダイハツ『ムーヴ』に続いて、スズキ『ワゴンR』にも衝突軽減ブレーキが搭載され、軽ワゴンの二大巨頭がこのシステムで揃い踏みとなった。搭載されたシステムはいずれも赤外線を使ったレーザーレーダーによるもの。ただ、両者のシステムには微妙な違いがあった。

【画像全7枚】

興味深いのはシステムが搭載された位置だ。ムーヴはフロントバンパー内に組み込んでいたが、ワゴンRはフロントウィンドウ上部に取り付けた。実はこの違いが両車の性能差にもつながる要因となっている。

ムーヴでは、ぶつからず停止できる速度を20km/h未満としているが、ワゴンRは15km/h未満をその保証範囲としている。同じ赤外線を使っているのにこの違いはどこから来るのか。ムーヴがデンソー製で、ワゴンRが独・コンチネンタル製であるため、ここに性能差があったのかとも思ったが、実はそうではなかった。

スズキ四輪電装設計部の小杉研一氏によれば「システムの中核となるレーザーレーダーが捉えられる距離は基本的に大きく変わらない」のだという。つまり、性能差は他にあり、それはセンサーの取り付け位置にあったのだ。

その説明による概要は次の通りだ。

ムーヴは取り付け位置をバンパー内としたため、ほぼ水平に前方車両を捉えられる。対するワゴンRはそれをフロントウィンドウ上部としたため、前方車両は斜めで捉える結果となる。レーザーレーダーの性能が同じとすれば、より遠くまで届かせるには水平の方が有利だ。つまり、水平にレーダーを発するムーブは、より遠くで前方車が捉えられることになり、これが停止できる速度差につながったというわけだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラNISMO』8月改良か、ブラック仕様追加の可能性
  2. ゼンリン、「都道府県型キーホルダー」全47種を発売…地図ブランドから誕生したカラビナ型アクリル雑貨
  3. 「このサイズ感の車待ってた!」走りのミニバンとして復活!? トヨタ『エスティマ』次期型に期待の声
  4. ダイハツ『タフト』一部改良、143万5500円から…専用グリル採用の2つの特別仕様車も登場
  5. ポルシェ『カイエン』また進化! EV延期で延命、729馬力ターボも刷新へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  3. 自動車業界の現場が直面しているサイバーセキュリティの課題と実態【自動車セキュリティ解説 第1回】
  4. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
  5. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
ランキングをもっと見る