【ジャガー XKR-S 試乗】シリーズ最強の圧倒的な動力性能…松下宏

試乗記 輸入車
ジャガー XKR-S
ジャガー XKR-S 全 17 枚 拡大写真

ジャガー『XK』の中で最強のモデルとなる「XKR-S」は圧倒的な走りのパフォーマンスを備えたモデルだ。

【画像全17枚】

搭載エンジンはV型8気筒5.0リッターのスーパーチャージャー仕様で、その中で最もパワフルなチューンが施されていて、405kW/680N・mのパワー&トルクを発生する。馬力に換算すると550psに達する数値である。

条件の良い道路でアクセルを踏み込んでみたら、豪快なサウンドを聞かせながら、文字通り背中を押されるような加速を示した。たちまちのうちに制限速度に達してしまうので、このエンジンの実力を試せるシーンは日本の公道にはない。サーキットでのスポーツ走行を楽しむための性能といえる。

ジャガー・ドライブ・コントロールで走行モードの選択ができ、ノーマルのほか、スポーツ、ウインター、ダイナミックなどが選べる。サーキット走行用のダイナミックを選ぶとメーターの色が変わり、DSCをオフにした走りになる。

アクセル操作に対する反応が敏感になり、6速ATの反応も鋭くなるが、一般公道で選択すべきモードではない。スポーツモードというかノーマルモードのままでも十分に走りを楽しめる。

乗り心地は相当に硬めで、快適性とは無縁な感じだが、これくらいに引き締められた仕様でないとエンジンのパワーを受け止められないのだろう。

インテリア回りの雰囲気などは正にジャガーといった感じのラグジュアリーさにあふれている。手触りの良いソフトグレインの本革シートや独特のアルミパネルなどがジャガーの世界を作っている。

運転席に乗り込むと、センターコンソールでスターターボタンが点滅していて、これを押すとダイヤル式のATセレクターレバーが競り上がってくるのは、最近のジャガー車に共通するセレモニーだ。

XKR-Sの価格は1750万円の設定。これくらいのクルマになると、価格が高いとか安いとかという問題ではなくなる。絶対的には相当に高いものの、性能を考えたら納得できる価格でもある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「飛びついちゃうよね」第3のエコカーがフルモデルチェンジ!? 次期ダイハツ『ミライース』に期待の声
  2. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  3. 【シボレー コルベット Z06 新型試乗】ノーマルとは別物、まさに「洗練の極み」…中村孝仁
  4. アキュラ『インテグラ』の「タイプS」、FF車の新記録を達成…パイクスピーク 2026
  5. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. アステモが執行役員を解任、「職務遂行の適切性に問題」…子会社社長も交代
  4. SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催
  5. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
ランキングをもっと見る