伊東孝紳社長は9月5日の発表会見や記者団との懇談で、新型『フィット』から導入した「グローバルオペレーション改革」について「世界6極での立ち上げを進めており、偉大なる一歩になった」と語った。
グローバルオペレーション改革は、日本、北米、中国、アジアなど世界6極の需要地で、それぞれ開発、生産、調達に取り組むもの。需要地の事情に即した商品を、競争力のある価格で迅速に市場投入する狙いだ。
伊東社長は、その第1弾となった『フィット』について、「全世界では1年くらいで(新型シリーズを)立ち上げる」との計画を示している。ただし、6極開発で一歩を踏み出したものの「始まったばかりで、まだまだ努力は必要」とも評した。そのうえで、「慣れればもっとスムーズに運ぶようになる。(成果には)無限の可能性がある」と強調した。