【フランクフルトモーターショー13】シトロエン、カクタス 初公開…圧縮空気HVのクロスオーバー提案

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シトロエン カクタス(フランクフルトモーターショー13)
シトロエン カクタス(フランクフルトモーターショー13) 全 12 枚 拡大写真
フランスの自動車大手、シトロエンは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、コンセプトカーの『カクタス』(『CACTUS』)を初公開した。

カスタスはシトロエンが、将来投入する車名に「C」を冠した市販車を示唆したコンセプトカー。ボディサイズは、全長4210mm、全幅1750mm、全高1530mm。210mmのグランドクリアランスを備えた小型クロスオーバー車。『C4』から派生するクロスオーバー車との見方が有力。

ボディサイドには、「エアバンプ」と呼ばれる新素材を採用。これは、素材の内部に空気カプセルを配した弾力性に富む構造としたもの。軽微な衝撃から、車両を保護する機能を持たせたのがユニーク。

パワートレインは、PSAプジョーシトロエンとボッシュが共同開発した新世代のハイブリッド技術、「ハイブリッド エア」。空気(圧縮空気)を使ったハイブリッドシステムで、ガソリンエンジン、ギアボックス、モーター、圧縮空気タンクなどで構成される。

従来のハイブリッドは、二次電池としてニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを使用してきた。ハイブリッド・エアでは二次電池を使わず、圧縮空気がバッテリーの役割を担い、圧縮空気を送り込むことでモーターを駆動する。

環境性能は、非常に優秀。カクタスの欧州複合モード燃費は、33.3km/リットル。シトロエンによると、市街地走行では、最大45%燃費を改善しているという。

《森脇稔》

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