三菱重工、ウズベキスタンでGTCC発電機2式を受注

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三菱重工、ウズベキスタンでGTCC発電設備を受注
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三菱重工業は、韓国・大宇インターナショナルから、ウズベキスタン電力公社が建設するタリマルジャン・ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所(2系列)向けM701F4形ガスタービン発電機2式を受注したと発表した。

今回のGTCC発電所は、ウズベキスタン電力公社が、同国カシュカダリヤ州タリマルジャンに建設するもので、経済発展に伴って急増しているウズベキスタンの電力需要に対応する。プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)は韓国の現代建設が手掛け、運転開始は2系列とも2016年の予定。

プロジェクトでは、国際協力機構(JICA)とアジア開発銀行(ADB)による協調融資が実施されることが決まっている。

今回のGTCC発電設備は、出力32万kW級のM701F4形ガスタービン2基のほか、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成する。同社はこのうち、中核機器であるガスタービン2基を製作・供給し、発電機は三菱電機が手掛ける。

ウズベキスタン電力公社は、政府の電力部門の民営化により公社から株式会社に変更されて2001年に発足した電力会社(政府全額出資)。総発電能力は1240万kWで、グループ従業員数は約5万4000人。

GTCC発電設備は、ガスタービンでの発電に加え、高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電ができる。高い燃費効率でエネルギーの有効利用と環境負荷低減に貢献する。

三菱重工は、GTCC発電設備を国内外で多数納入した実績を持つ。今回の受注を機に、資源の有効利用と環境負荷の低減に役立つGTCC発電設備と、その中核を担う高効率ガスタービンの受注に積極的に取り組むとしている。

《レスポンス編集部》

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