8月のインド新車販売、3%減…9か月連続のマイナス

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スズキ・スイフトの4ドアセダン、Dzire
スズキ・スイフトの4ドアセダン、Dzire 全 1 枚 拡大写真

インド自動車工業会は9月10日、インド国内の8月新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、24万1387台。前年同月比は3%減と、9か月連続で前年実績を下回った。

24万1387台のうち、乗用車は19万0053台。前年同月比は4%増と、9か月ぶりにプラスへ転じた。商用車は5万1334台を売り上げたものの、前年同月比は23%減と、4か月連続の前年実績割れ。

メーカー別では、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが8月、インド国内で7万6018台を販売。前年同月比は51.6%の大幅増で、2か月連続で前年実績を上回った。これは、前年8月に主力のマネサール工場で暴動が起き、生産を停止した反動。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で6万3499台を販売。前年同月比は100.6%増で、2か月連続で前年実績を上回った。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『DZire』は1万3723台を売り上げ、前年同月比は344.8%増と、2か月連続のプラス。

また、SUVやMPVなど、Bセグメントでは、2012年4月に発売した新型コンパクトMPV、『エルティガ』が減少傾向。Bセグメント合計で8月は4563台にとどまり、前年同月比は31.4%減と、5か月連続で前年実績を下回っている。

《森脇稔》

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