新生サーブ、生産を再開…9-3 がラインオフ

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サーブ9-3
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2011年12月、経営破綻したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。そのサーブを買収したナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(以下、NEVS)が、サーブ車の生産を再開したことが分かった。

これは9月18日、NEVS社が明らかにしたもの。同社は、「スウェーデンのトロールハッタン工場において、サーブ『9-3』の生産を再開した」と発表している。

NEVS社は2012年5月、元ボルボ(商用車)CEOのKarl-Erling Trogen氏が立ち上げたEVベンチャー。同社の主な出資者は、中国(香港)の代替エネルギー会社と日本の投資会社であり、日中連合企業にサーブは買収された形。

NEVS社は、サーブをEVメーカーに転身させる計画。新型EVは2014年に生産・販売を開始する予定だが、それまでの運転資金を確保し、サーブの存在をアピールするために、ガソリンエンジン搭載の9‐3の生産を再開したもよう。

なお、今回生産を開始したサーブ9-3は、品質確認用のプレシリーズ車。NEVS社のMattias Bergman社長は、「NEVS社の第一号車のラインオフに喜んでいる。工場では本格量産に向けた準備が整った」とコメントしている。

《森脇稔》

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