アルストム、フランス国鉄から都市間列車用車両を受注…電気・ディーゼル両用

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フランス国鉄の都市間列車用としてアルストムが製造する「Coradia Liner」のイメージ
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フランスのアルストムは10月2日、フランス国鉄(SNCF)から都市間列車用の電気・ディーゼルデュアルモード車両「Coradia Liner」34編成を約3億5000万ユーロ(約460億円)で受注したと発表した。2015年12月から営業運転される見込み。

新型車両の導入はフランス国内の都市間列車「Intercites(アンテルシテ)」に使用されている客車・機関車の置き換えが目的。高速列車TGVと地域輸送列車TERの中間的な位置づけの中~長距離用車両として製造される。

鉄道業界誌レールウェイ・ガゼット・インターナショナルによると、車両は6両連接で全長は100m、定員は267人。最高速度は160km/hで、電化区間(交流2万5000ボルト・直流1500ボルト)では架線集電、非電化区間では屋根上に搭載したエンジンによる発電で走行する。

駅での停車時間を短縮するため、ドアや通路の幅を広くし、出入口をホームの高さに合わせるなど乗降のスムーズさに配慮。床は防音加工を施し、座席にはコートハンガーとコンセントを設置する。エネルギー使用量は従来の機関車牽引客車列車と比べ約3割削減できるという。部品の製造や組み立てはフランス国内にあるアルストムの工場6カ所で行われる。

フランスでは今年7月、現在都市間列車に使用されている客車を2025年までに全て置き換える方針を政府が示しており、今回の新型車両発注はその一環となる。

電化区間では架線集電、非電化区間ではディーゼルエンジンによる発電で走行する車両は、フランスでは2004年に登場したボンバルディア製の地域輸送用車両B81500形などが既に営業運転を行っている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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