J.D.パワーアジア・パシフィックは10月17日、自動車メーカー純正ナビゲーションシステムの顧客満足度調査の結果を発表した。
調査は、自動車メーカー純正ナビの顧客満足度を測定するもので、ナビに関する総合的な評価を「ナビゲーション機能」「モニター」「操作性」「音楽/映像機能」の4つのファクターに基づいて算出。6回目の調査となる今回は、2011年4月から2013年3月までに新車を購入した純正ナビ利用者を対象に7月にインターネット調査を実施し、6017人から回答を得た。
調査の結果、ラグジュリーブランドセグメントではレクサスがトップ。全ファクターでトップ評価を得た。2位はBMW、3位はメルセデス・ベンツだった。
量販ブランドセグメントでは、スバルが1位。「モニター」および「音楽/映像機能」ファクターでセグメントトップ評価を得た。2位はトヨタで、「ナビゲーション機能」と「操作性」ファクターでセグメントトップ評価を得ている。3位は日産だった。
一方、同調査でのスマートフォン保有率は51%と半数を超え、タブレット端末の保有率も13%と伸びている。また、スマホ・タブレット端末のナビゲーション機能(アプリ)を車内で利用・併用する人も、全体の12%に達していることがわかった。
同社では、自動車メーカーが提供するテレマティクスサービスは、車載ナビゲーションシステム向けだけの情報サービスにとどまらず、さまざまなデバイスに対してシームレスにつながる利便性と情報サービスを提供していくことが、他社サービスとの差別化を図る上で重要になってくると見ている。