【WEC 第6戦 富士】写真で見るレースの舞台裏…アストンマーチンレーシング

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アストンマーチン・レーシング(WEC)
アストンマーチン・レーシング(WEC) 全 30 枚 拡大写真

WEC世界耐久選手権が、富士スピードウェイで開催されている。ドライバーを交代しながら6時間もの長丁場を駆け抜ける過酷なレースだ。ドライバー達を支えるのがピットクルーと呼ばれるチームメンバー。彼らの戦場であるピットとは、一体どのようなものなのだろうか。

19日、予選を控えるアストンマーチン・レーシングチームのピットに潜入することに成功。その様子を写真で紹介する。

アストンマーチンは今回、4台の『ヴァンテージV8』で参戦している。ピットのレイアウトはチームによって様々だが、同チームではディーラーのCIにも用いられている白基調の明るく高級感ある空間を構築、一般の目に触れない場所にも「アストンらしい」こだわりを表現する。白い壁の裏側には、スペアのボディパーツやタイヤが整然と並んでいる。

マシン1台1台にはそれぞれ専属のクルーが張り付き、コンディションの確認やマシンのセッティングなど、リアルタイムに対応をおこなう。試走行を終えたマシンはあらゆるパーツを分解し、交換・調整をおこなう。その手さばき、連携プレーはまるで手品だ。

本戦でのクルー数は85名。レースによっては125名ほどで対応する。そして、そんな彼ら全員の健康を管理する専属クルーも3名が常駐し、最適な水分補給や作業を促す。ドライバーは1時間あたり1400kcal、クルーでも同900kcalものエネルギーを消費するのだという。さらに、レース時の心拍数は毎分180回と常に緊張状態が続くため、健康管理はレースの結果だけでなく、命にも関わる重要な仕事なのだ。

「クルーのみんなは僕の奥さんみたいなものだよ。本当に結婚しようかな」と、S.ミュッケ選手は笑う。

アストンマーチン・レーシングは今回2つのカテゴリーで参戦。19日の予選では、LMGTE Proカテゴリー、LMGTE Amカテゴリーそれぞれでトップを獲得。優勝への希望をつないだ。

《宮崎壮人》

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