米国の自動車最大手、GMは10月16日、米国市場において、シボレー『インパラ』にCNG(圧縮天然ガス)車を設定すると発表した。
GMは10月1日、米国市場において、CNG(圧縮天然ガス)車の販売を強化すると発表。シボレーとGMCブランドの4車種、具体的には、2015年モデルのフルサイズピックアップ、シボレー『シルバラード』とGMC『シエラ』、2014年モデルのミニバン、シボレー『エクスプレス』とGMC『サバナ』に、CNG車をラインナップしたばかり。
シボレー インパラへのCNG車の設定は、これに続くもの。インパラはシボレーブランドの大型セダン。現行型は2012年4月、ニューヨークモーターショー12で発表。インパラは、1958年に誕生したシボレーブランドの大型セダン。現行型は10世代目という伝統のモデルだ。米国市場では、トヨタ『アバロン』やフォード『トーラス』などと競合する。
インパラのCNG車は、3.6リットルV型6気筒エンジンがベース。CNGタンクはトランクに搭載。燃料はまず、CNGを使用し、CNGがなくなれば、ガソリンに切り替わる。最大航続可能距離は、CNGとガソリンを合わせて、およそ800kmに到達する見込み。
米国ではCNGはガソリンよりも安く、排気ガスもクリーン。GMによると、インパラが北米市場向け大型セダンとしては、初の量産CNG車になるという。