日本郵船と郵船ロジ、東日本大震災で米国・加州に漂着した実習用ボートの返還を支援

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到着したボート
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日本郵船と郵船ロジスティクスは、東日本大震災の津波で流出し、米国カリフォルニア州に漂着した、岩手県立高田高校(陸前高田市)の実習ボートを無償輸送した。

震災の津波により流出した、同校の海洋システム科の実習ボートは今年4月、米国カリフォルニア州クレセントシティーに漂着しているのが発見され、その後、地元デルノート高校の生徒の尽力などにより、高田高校へ返還されることになった。

ボート発見のニュースを知った日本郵船グループは、2011年10月から2012年12月にかけて、陸前高田市内でボランティア活動を行った経緯もあって、協力を申し出、今回の輸送が実現した。

日本郵船が米国オークランド港から仙台港までの海上輸送を、郵船ロジスティクスが米国と日本の両国内の通関、陸上輸送を担当した。日本郵船が運航するコンテナ船「スプリングR」に積載されたボートは10月13日に仙台港に到着した。

ボートは10月22日、現在、大船渡市の仮校舎で授業を行っている高田高校の生徒が見守る中、寄託先になる陸前高田市立博物館(旧・陸前高田市立生出小学校)に運ばれた。

ボートは当面、同館に保管され、将来的に震災の記録や防災教育の貴重な資料として役立てられる。今回の返還を機に、高田高校とデルノート高校では来年にも両校の交流を行う計画も進めている。

《レスポンス編集部》

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