マルチスズキの7-9月期決算…純利益は3倍の大幅増

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スズキ・スイフトの4ドアセダン、Dzire
スズキ・スイフトの4ドアセダン、Dzire 全 1 枚 拡大写真

インド乗用車市場で約40%のトップシェアを握るスズキの現地法人、マルチスズキは10月28日、2013年7- 9月期の決算を公表した。

同社の発表によると、売上高は1021億1800万ルピー(約1620億円)。前年同期比は26.5%増と増えた。純利益は67億0200万ルピー(約105億円)。前年同期に対して194.7%増と、約3倍の大幅増益を達成している。

大幅な増益となった要因は、2012年夏、インドの主力工場、マネサール工場で暴動が起き、およそ1か月生産を停止。そのため、前年同期の利益が落ち込んだことの反動による部分が大きい。

その一方で、コスト削減の努力や現地での部品調達の拡大が、今期は収益面に成果を発揮。為替相場の変動も、コストの低減に効果をもたらした。

2013年7-9月期の新車販売台数は、前年同期比19.6%増の27万5586台。輸出は66.6%増の3万4024台。マルチスズキの2012年度のインド新車販売台数は、前年度比4.4%増の105万1046台。3年連続で年間100万台を超えている。

《森脇稔》

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