大阪ガスは燃料電池車(FCV)用の水素ステーション向けに水素発生装置『HYSERVE-300』を発売すると10月29日に発表した。
この水素発生装置HYSERVE-300は、水素製造能力が300立方メートルN/h(温度0度、1気圧の標準状態に換算した気体の体積を表す単位)を有し、従来の装置よりコンパクト、低コストながら世界トップレベルの高効率だという。
大阪ガスは、40年以上前から触媒を用いた水素の製造技術に取り組んでおり、これまでも金属熱処理工場、ガラス加工工場、ボンベ充填用水素ガス工場、水素ステーション実証実験に水素発生装置を納入した実績があるという。
燃料電池車の水素ステーション向けに水素発生装置のニーズが高まっていることから、従来の装置を改良してHYSERVE-300を発売した。この装置は、12月1日より大阪ガスエンジニアリングを通じて販売される。