沖縄都市モノレールの延伸区間が着工…2019年春開業目指す

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那覇市内の那覇空港~首里間を結ぶゆいレール。浦添方面への延伸事業がこのほど着工した。
那覇市内の那覇空港~首里間を結ぶゆいレール。浦添方面への延伸事業がこのほど着工した。 全 3 枚 拡大写真

沖縄都市モノレールと沖縄県、那覇市、浦添市は11月2日、沖縄都市モノレール線(ゆいレール)延伸事業の起工式を浦添市で開いた。2019年春の開業を目指し、工事が本格化する。

沖縄都市モノレールが運営するゆいレールは、那覇市内の那覇空港~首里間12.9kmを結ぶ跨座式モノレール。戦後初の沖縄県内の軌道系公共交通として2003年8月10日に開業した。2005年頃から浦添方面への延伸が本格的に検討されるようになり、2008年にルートが決定。軌道法に基づく特許を2012年1月26日に受け、本年4月4日の第1次工事施行認可を経て着工の運びとなった。総事業費は約350億円。

延伸計画によると、ルートは首里駅からほぼ北上して浦添市内に入り、浦添警察署付近で東に向きを変えて、西原入口交差点北西側の浦西駅(仮称)までを結ぶ約4.1km。途中に石嶺、経塚、前田の各駅(いずれも仮称)を設ける。総事業費は約350億円。

終点の浦西駅にパーク&ライド駐車場と高速バスターミナルを整備するほか、同駅の近くを通る沖縄自動車道にもスマート・インターチェンジを整備する構想があり、高速バスとゆいレールの乗り換え拠点として機能させることが考えられている。

輸送人員は1日あたり約5万人を見込んでおり、平日の運行本数は1日252本、ピーク時5分間隔の運行を想定。既開業区間を含む全線の所要時間は約38分となる。車両は延伸時に12両(2両編成6本)増やして計38両(2両編成19本)とする。

《草町義和》

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