米国の自動車大手、フォードモーターは11月8日、2013年1-9月の欧州新車販売において、フォード『フィエスタ』がスモールカーのベストセラー車になったと発表した。
これは、大手調査会社のJATOダイナミクスの公表したデータをもとに、フォードモーターが明らかにしたもの。JATOダイナミクスのデータによると、2013年1-9月、フィエスタは欧州で22万2184台を販売。スモールカー部門のベストセラー車に君臨している。
またフィエスタのこの台数は、欧州市場全体でも車名別販売ランキングの第2位。フォルクスワーゲン『ゴルフ』に次ぐ販売台数となる。
好調な販売の大きな要因が、欧州向けのフィエスタに追加設定した「1.0エコブースト」エンジン。このエンジンは、排気量わずか1.0リットルの直列3気筒ガソリンエンジンをターボチャージャーで過給。必要十分なパワー特性と、CO2排出量100g/km以下という高い環境性能を達成する。
欧州フォードのRoelant de Waard営業&マーケティング担当副社長は、「最新の販売結果は、フィエスタのデザインと技術面での特徴が、欧州の顧客の購買意欲を掻き立てている証」と語っている。