JAXA、太陽観測衛星「ひので」が皆既日食の太陽をX線望遠鏡で撮影に成功

宇宙 テクノロジー
日本時間5時19分
日本時間5時19分 全 3 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、太陽観測衛星「ひので」がオーストラリア皆既日食の際に月に隠されてゆく太陽をX線でとらえたと発表した。

11月14日午前5時25分(日本標準時)ごろに、「ひので」がオーストラリア北部上空を飛行している際、「ひので」に搭載されているX線望遠鏡(XRT)で撮影に成功した。

月が太陽の南から現われ、北西に向けて太陽面を横切って、太陽コロナを背景に黒い月が通過していく様子がとらえられている。

「ひので」から見た日食の最大食分は99.3%で、皆既食帯に入る一歩手前だった。「ひので」の飛行速度は時速約2万7000kmと早いため、部分日食の開始から終了までが、わずか約17分だった。「ひので」は、今回公開した日食以外に、約4時間後に南米上空で再度日食帯に遭遇したが、それも部分日食だった。

今回の皆既日食では、「ひので」に搭載された極端紫外線分光撮像装置が、コロナから発せられる紫外線輝線を観測し、オーストラリアで行われた日食観測を支援した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
  5. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る