いたばし産業見本市が開催、650万円のレコードプレーヤーも登場

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ステラのアナログプレーヤー(いたばし産業見本市)
ステラのアナログプレーヤー(いたばし産業見本市) 全 4 枚 拡大写真

「いたばし産業見本市」が11月14日、板橋区立東板橋体育館で開催された。17回目を数える今回は約120の企業、団体、大学が出展。取引先をはじめ、商店街店主や地元の高齢者、子連れの主婦などが訪れ、会場は地域に密着した、ほのぼのとした雰囲気だった。

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板橋区は東京都内でも大田区と並んで有数の工業集積地で、工学・精密機器関連産業をはじめ、自動車部品産業、電機産業など下請け企業が数多く存在し、日々技術の向上や優れた製品の開発に向けて取り組んでいる。そんな日頃の成果を集めたのがこの見本市だ。

展示品はやはり試作品や部品など細かいものが多かったが、なかには驚くようなものも登場した。ステラのアナログターンテーブル「Air Force One」がそれで、これまでのプレーヤーでは拾えきれなかったレコードの信号を空気の力を使って読み取り、ほとんどの音源を再現してしまうという。まさしく究極のサウンドを演出できるプレーヤーなのだ。その価格はなんと650万円。

また、便利グッズでは、「HOTデシュラン2」があげられる。これは琳聡堂が製造する調理器具で、ご飯を炊きあげると同時におかずもつくってしまうというものだ。1号機を販売したところ、非常に好評で、今回はユーザーの要望を聞いてさらにバージョンアップした。同時に3つのおかずができ、海外でも使用できるようにした。

そのほか、立ち読みの抑制を目的とした書籍用ワンタッチテープ貼付装置、幼児向けの装具用カバーシューズ、剥がす人のことを考えたタブテープカッター、ハニカム構造をした省エネ型ブラインドなど面白い商品も多い。中小企業がいかに工夫をし、技術力を磨いているかがよくわかる。

ただ、中小企業の経営はまだ厳しく、「アベノミクス効果はわれわれのところまで来ていない」という声が圧倒的で、なかには「大企業の利益が上がって社員の賃金を上げるのは結構だが、儲けたときは下請けなどの中小企業に少しは還元してもらいたい」と話す経営者もいた。

《山田清志》

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