【東京モーターショー13】ドコモのITSクラウドはアフタービジネスを変えるか

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ドコモITSクラウド構想を発表
ドコモITSクラウド構想を発表 全 5 枚 拡大写真

ドコモは21日、東京モーターショーのプレスブリーフィングで、11月14日に報道発表した「ドライブネットインフォ」に関するプレゼンテーションを行った。

プレゼンを行ったドコモ M2Mビジネス部 ITSビジネス推進担当部長 土橋寿昇氏は、その中で「ドコモITSクラウド」の構想について語った。ドコモはすでに「ドライブネットナビ」のサービスでパイオニアのナビソフトやスマートループによるプローブカー情報などを集約・提供する自動車向けクラウドと協業関係にある。

ドコモが12月にリリース予定の「ドライブネットインフォ」は、しゃべってコンシェルの技術を利用してスマートフォンの操作やカーナビ連携機能を音声ですべて可能にするものだが、土橋氏は「このアプリは、そもそもスマートフォンを車の中でどのように使えばよいか、という発想から始まったもので、それが必然的にしゃべってコンシェルやドライブネットナビの機能とつながった」と述べる。

そして、ドコモITSクラウドは、パイオニアの自動車クラウドをベースに、ドコモのしゃべってコンシェルのサービス(音声認識にクラウドを利用している)、ドライブネットナビやこれからのドライブネットインフォの情報を集約するクラウドを一体化したものを考えているという。

ドコモITSクラウドのサービスの第1弾はドライブネットインフォということになるが、ドコモでは、このクラウドの利用やサービスコンテンツの開発は、パートナーシップ戦略を考えている。つまりユーザーにはクラウドサービスやコンテンツを提供し、クラウド基盤や収集されたビッグデータなどを、カーナビや自動車業界のアフタービジネスのプラットフォームやソリューションに活用してもらおうとしている。

9月には全日本ロータス同友会、オートバックスセブン、ブロードリーフ、パイオニアなどが「次世代オートアフタービジネス研究会」を発足させている。ドコモはこの研究会にも名を連ねており、ドコモITSクラウドをメンテナンスやカー用品のCRM、保険商品の高度化、自動車向けアプリやカー用品の付加価値などへ利用を広げていきたいとした。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る