新生サーブ、量産を再開へ…経営破綻から2年ぶり

自動車 ビジネス 企業動向
サーブ9-3
サーブ9-3 全 1 枚 拡大写真

2011年12月、経営破綻したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。そのサーブを買収したナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(以下、NEVS)が、サーブ車の量産を再開することが分かった。

これは11月29日、NEVS社が明らかにしたもの。同社は、「12月2日の13時(現地時間)、スウェーデンのトロールハッタン工場において、サーブ車の量産を再開する」と発表している。

NEVS社は2012年5月、元ボルボ(商用車)CEOのKarl-Erling Trogen氏が立ち上げたEVベンチャー。同社の主な出資者は、中国(香港)の代替エネルギー会社と日本の投資会社であり、日中連合企業にサーブは買収された形。

NEVS社は、サーブをEVメーカーに転身させる計画。新型EVは2014年に生産・販売を開始する予定だが、それまでの運転資金を確保し、サーブの存在をアピールするために、ガソリンエンジン搭載の『9‐3』の量産を再開する。

なお、NEVS社は2013年9月、今回の量産再開に先駆けて、品質確認を目的にサーブ9-3を試験生産。12月2日にラインオフするモデルは、9-3のセダンの「エアロ」グレードの予定。サーブの経営破綻から、2年ぶりの量産再開となる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る