【CES 14】トヨタ FCVコンセプト、北米初公開へ…現地公道テストも計画

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ・FCVコンセプト
トヨタ・FCVコンセプト 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は12月18日、米国ラスベガスで2014年1月に開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)14において、トヨタ『FCVコンセプト』を北米初公開すると発表した。

毎年1月に行われるCESには、世界中から家電、コンピューター、オーディオメーカーなどが参加。新製品や最新テクノロジーを披露する世界最大規模の見本市。

FCVコンセプトは、トヨタの次世代燃料電池車のデザインを提示したコンセプトカー。2013年11月、東京モーターショー13でワールドプレミアされた。それから1か月半を経て、同車が北米デビューを果たす。

新型のFCスタックは、現行のトヨタ『FCHV-adv』のスタックに比べ、2倍以上の出力密度(3kW/L)を実現。小型・軽量化を図りながら、出力は100kW以上を達成する。さらに、FCシステムには、高効率の昇圧コンバーターを採用。高電圧化により、モーターの小型化と燃料電池のセル数削減を可能とし、FCシステムの小型・高性能化とシステムコストの低減を実現した。

また、実用航続距離は500km以上。水素の満充填は3分程度と、ガソリン車並みの短時間で済む。セダンタイプの専用ボディの床下に、FCスタックや70MPaの高圧水素タンク2本を配置した高効率パッケージも、FCVコンセプトの特徴。

今回、米国トヨタ販売は、FCVコンセプトの北米初公開後、現地で公道テストを行うと発表。米国トヨタ販売は、「多くの距離を走行し、品質と耐久性を確認していく」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る