高級車への施工から始まったプロテクションフィルムは、近年徐々に施工車両の守備範囲を広げ、一般ユーザーにも現実的な選択肢として広がり始めている。
そんな中、高い施工品質を維持しながら作業工程を徹底的に効率化し、手ごろな料金とスピーディな施工を両立させているプロテクションフィルム専門店「ALNEX(アルネックス)」が注目を集めている。
◆高価なイメージが強かったプロテクションフィルムを身近な存在へ
マットプロテクションフィルムを施工し、上品で落ち着いた存在感をまとったレクサス GX550。都会的な景色の中でもその品格が際立つ
プロテクションフィルム(PPF:Paint Protection Film)とは、ボディに施工する透明なフィルムで素材はポリウレタン製。プロテクションというネーミングからもわかる通り、飛び石や洗車キズ、紫外線などからボディを守ってくれる保護フィルムである。コーティングよりも物理的な保護性能に優れ、ワンランク上の強靭さや耐久性を備えるため、高級車やスポーツカーを中心に早くから支持されてきた施工メニューだ。
都会のナイトシーンに映えるGX550。マットプロテクションフィルムがボディラインの美しさを際立たせるしかし、これまで大きなハードルになっていたのが料金面だった。ガラスコーティングより保護性能が高いことは理解していても、費用面で二の足を踏んでしまうユーザーは少なくない。従来のプロテクションフィルム施工は100万円~150万円あたりが中心となるケースも多く、よほどの高級車や希少車でなければ、なかなか手を出しにくいメニューだった。
リアビューにも上質な質感を演出。マットプロテクションフィルムがGX550の重厚感を引き立てる一方で「愛車にもプロテクションフィルムを施工したい」という潜在的なニーズが数多いのも事実である。そんなユーザーの思いを的確にくみ取り、プロテクションフィルムをより現実的な価格で提供する新しい施工システムを作り上げたのがALNEXだ。しかも同社はプロテクションフィルム施工を専門で扱うショップであり、単に価格を抑えているだけではない。専門店としての高い技術とノウハウを土台に、作業の無駄を徹底的に省くことでコストダウンを実現している点こそ大きな注目ポイントである。
◆料金がすぐ分かる仕組みで検討のハードルも下げる
高級車から普及車種まで幅広く施工ALNEXでは車格、サイズ別の基本定額プランを用意しているため、料金をすぐに確認できるのも特徴だ。LINEで車種サイズと新車価格を入力すれば、すぐさま自動で料金見積もりが出てくるシステムを採用。いちいち担当者に見積もりを依頼する必要がなく、非常にハードル低く費用感を確認できる。
施工スタッフが多く広い面の施工も難なくこなしていく料金はおおむね新車価格の10%程度が目安となっており、従来のプロテクションフィルム施工費用を知るユーザーにとってはかなり現実的な水準といえるだろう。プロテクションフィルムは気になるが、まず費用が分からないと検討すらしにくい。そんなユーザーにとって、LINEで気軽に見積もりできる仕組みは大きな安心材料となる。
「ALNEX(アルネックス)」を運営する株式会社アザレア 代表取締役 小見大樹氏ここまではALNEXの料金面のメリットについて紹介したが、単に安いだけでは意味がない。ユーザーが本当に気になるのは「なぜリーズナブルにできるのか」「品質面に不安はないのか」という部分だろう。そこで同社の代表である小見さんと営業本部長の岩垂さんに、ALNEXの施工システムや施工内容をあらためて紹介してもらった。
ALNEX全店統括責任者 営業本部長 岩垂慶典氏「料金面で当社がリーズナブルなのは、施工スピードが速いからなんです。一般的には1週間~2週間かかっていたプロテクションフィルム施工ですが、当社では4日前後で施工するのが一般的です。スピード施工に最も大きく効果を発揮しているのが、高い施工技術を備えた専門スタッフを数多く用意している点と、作業を細かく細分化した上で施工の役割分担を行っている点です」
◆高い技術を分業化することで品質とスピードを両立
難度に合わせて人員配置を行っているので時間ロスが驚くほど少ない取材当日は旗艦店であるALNEX東松山店におじゃまして、実際の施工作業を見学した。すると、車両を洗車するスタッフ、パーツを取り外すスタッフ、プロテクションフィルムをボディ形状に合わせてカットするスタッフ、実際に車両へ施工するスタッフがそれぞれ分業していた。
厳しくも充実した研修を行いながらプロフェッショナルを養成しているさらに施工スタッフの中でも、難易度の高いバンパー施工を担当するスタッフと、ドアやフェンダーなど比較的難易度の低い部分を担当するスタッフを分けている。合計7台分が確保されているピットでは、それぞれのスタッフが自分の役割に集中しながら流れるように作業を進めており、施工スピードの速さを目の当たりにすることができた。
フィルムを貼る場所によってプロフェッショナルがいることで高いクォリティとスピードで施工可能となっているここで重要なのは、作業を早くするために工程を省いているわけではないという点だ。むしろ各工程を細かく分け、熟練度に応じた適材適所の分担を行うことで、ひとつひとつの作業精度を高めている。つまりALNEXの価格は、品質を落とした結果ではなく、高い施工技術をシステム化し、生産性を高めた結果として実現しているのだ。
◆属人的な職人技をショップ全体の技術力へ引き上げる
ボディに刃が当たらない様にフィルム厚の90%を切る訓練を行って合格者だけが刃を入れる施工ができる施工スピードの速さには、ひとりひとりのスタッフのスキルの高さも大きく影響している。フィルム施工の技術で特に重要になるのが、カッターナイフを使ったフィルムカットの技術だ。ALNEXではこの技術を徹底してトレーニングしており、フィルムを厚みの半分だけ切ることができるカッター使いのトレーニング用機器も完備している。
もちろん実車での施工トレーニングも実施。数か月単位でスタッフ教育を行い、施工技術の底上げを図っている。さらにトレーニング後には技術を認定する見極めもあり、スタッフ全体の技術レベルを一定以上に保つ仕組みを整えている。
形状が複雑な部分は熟練工の手で浮きやヨレ、剥がれがおきないようしっかりと施工されるプロテクションフィルム施工は、どうしても職人の腕に左右されるイメージが強い。しかしALNEXでは、個人の勘や経験だけに頼るのではなく、技術を教育し、認定し、役割分担することで安定した施工品質を実現している。ここにも「安かろう悪かろう」ではない、専門店ならではの強みが見えてくる。
◆3Dスキャナーと施工方法の使い分けでさらに効率化
3Dスキャナーを使って細部までデータ化してフィルムをカットすることが可能施工スピードアップを支えるもうひとつの最新テクノロジーが3Dスキャナーだ。オーダーを受けた車両が入庫すると、3Dスキャナーを使って各部を入念にデータ化。プロテクションフィルムをカッティングマシンで切り出す際には、この車体データを利用して正確なカットを可能にしているため、貼り付け作業そのものも効率化される。
フィルムは事前にプレカットを行って正確性を高めている。現行車種はもちろん、かなり幅広い車種データを保有しているまた施工方法を適材適所で使い分けていることも、スピードアップと高いクオリティの両立につながっている。車体データをもとにプレカットしたフィルムを貼り込む施工を同社ではデータ施工と呼び、一方で一枚のフィルムを使って施工スタッフがその場で形状に合わせてカットしながら貼り込んでいく方法をバルク施工と呼ぶ。
施工者全員のレベルをしっかりと把握して適材適所な配置で効率化を図っている平面が多くデータを利用しやすい部分は、データ施工によってシステマチックに作業を進める。対してバンパーなど構造が複雑で、データ化だけではスピードアップが望みにくい部分にはバルク施工を採用する。1台の車両の中でも場所ごとに最適な施工スタイルを選び分けることで、効率と仕上がりの美しさを両立しているのもALNEXの特徴である。
◆見学やテスト貼りで納得してからオーダーできる
夜の都市に映えるリアスタイル。マットなボディ表面がGX550の上質感をさらに引き上げている比較的リーズナブルな施工料金とはいえ、プロテクションフィルムをオーダーする際には大きな決断になる。だからこそ、間違いのないセレクトをしたいと思うのは当然だろう。その点、ALNEXでは施工見学やテスト貼りを実施しているのが注目ポイントだ。
見学では施工ピットに入り、どのようにフィルムを施工しているのかを間近で見ることができる。カッターの技術や、エッジ部分まで美しくフィルムを貼り込む施工スタイルを確認できれば、納得した上でオーダーしやすいはずだ。
濡れた路面に映り込むGX550。マットプロテクションフィルムが生む控えめな光沢が高品質な仕上がりを物語るさらに愛車にフィルムを貼った場合にどんな色合い、雰囲気になるのかを確認できるテスト貼りも実施している。これは10cm四方程度のフィルムを試しに貼ってくれるサービスで、特にマットフィルムを貼った際に愛車の色合いがどのように変化するのかを事前にリアルチェックできる。施工後のイメージ違いを防げるという意味でも、ユーザーにとってはありがたいサービスだ。
◆高品質フィルムを採用し保護性能と見た目の変化を楽しめる
高品位フィルムブランド「GSWF」のロゴが、その確かな品質を物語る。マットプロテクションフィルムによって、GX550は保護性能と上質な意匠性を高いレベルで両立しているALNEXでは、用いるプロテクションフィルムにもこだわっている。採用しているのは世界90か国で用いられている信頼のブランドであるGSWFだ。ポリウレタン素材から押し出し加工、ノリ載せまでの処理をすべて自社で賄っているのが特徴で、耐久性の高さや透明度の高さなど、クオリティの高さが自慢の高級プロテクションフィルムである。
耐久性の面ではクリアフィルムで8年、マットフィルムで10年の耐久性を誇るのも同ブランドの高級フィルムならでは。リーズナブルな価格設定でありながら、使用するフィルム自体にも妥協していない点は安心材料となる。
ALNEXではプロテクションフィルムとして、クリアフィルム、マットフィルム、半艶のサテンマットフィルムを選ぶことができる。ただし施工実績を見ると、オーダーの約7~8割をマットフィルム、サテンマットフィルムが占めているという。
ワンポイントでデザインフィルムを選ぶ事も可能これはプロテクションフィルムがキズ防止などの機能性を重視したアイテムである一方で、ドレスアップ性も求められていることを示している。クリアフィルムでは純正からの外観変化は比較的少ないが、マットフィルムはボディの色合いや各部の見え方が大きく変化するのが特徴だ。具体的にはマットフィルムを施工することでプレスラインがより明確になり、クルマの骨格が際立つことで存在感がアップする。保護だけでなくドレスアップ効果も求めるなら、マットフィルムは要注目の選択肢といえるだろう。
◆施工後のリペア対応まで含めて安心できる体制を用意
フロントグリルまわりのディテールも美しく保護。マットな質感がGX550の精悍さを強調する最後にアフターメンテナンスでの安心感も紹介しておきたい。プロテクションフィルムは、すべてが一度の施工だけで完全に仕上がるとは限らず、ボディ形状などによっては部分的にフィルムが浮くこともある。しかし、そうした可能性をあらかじめ説明した上でオーダーを受け付けているのも同社の正直さだ。
さらに施工後にリペアが必要になった際には、無料でリペアを実施してくれるのも安心材料となる。プロテクションフィルムは施工費用だけでなく、施工後の対応まで含めてショップを選ぶべきメニューである。その点でもALNEXは、初めてプロテクションフィルムを検討するユーザーにとって相談しやすい存在といえる。
走行中の姿にも上品な迫力を感じさせるGX550。マットな質感が都会的な印象を高めているプロテクションフィルム専門店として全国に店舗を増やしつつあるALNEX。料金面での魅力に加え、スタッフのスキルの高さ、属人化しない均質な施工システム、3Dスキャナーや施工方法の使い分けによる効率化など、その安さには明確な理由がある。高品質なプロテクションフィルムを、役割分担とシステム化によってリーズナブルかつスピーディに提供する。同社の取り組みは、これまで高級車向けと思われていたプロテクションフィルムを、一般ユーザーにも手が届く現実的なメニューへと変えていきそうだ。
安さには理由がある。ALNEX流PPF施工の詳細はこちら



