オーストラリア政府、基金設立…GMホールデンの工場閉鎖に対応

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新型 ホールデン マリブ
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GMのオーストラリア部門、ホールデンが工場を閉鎖し、オーストラリアでの現地生産から撤退することを決めた問題。オーストラリア政府が、自国の自動車産業を守るための対策に乗り出した。

これは12月18日、オーストラリア政府が明らかにしたもの。「オーストラリア政府が1億豪州ドル(約93億円)の基金を設立。工場閉鎖の影響を受ける労働者や部品メーカーなどを支援する」と発表している。

GMは12月10日、ホールデンブランドを生産しているサウスオーストラリア州エリザベス、ビクトリア州の2工場を2017年末までに閉鎖。車両とエンジンの現地生産から撤退する、と発表した。工場閉鎖により、エリザベス工場では1600名、ビクトリア工場では1300名の合計およそ2900名の従業員が影響を受ける。また、関連する部品メーカーにも、大きな影響が及ぶことが予想される。

今回、設立された1億豪州ドルの基金では、オーストラリア政府が6000万ドル、サウスオーストラリア州政府が2800万ドル、ビクトリア州政府が1200万ドルを分担する。

オーストラリア政府は、「ホールデンもこの基金に資金を拠出することを期待している」とコメントしている。

《森脇稔》

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